ケータイ辞書JLogosロゴ 滝平村(近世)


新潟県>羽茂町

 江戸期〜明治22年の村名。羽茂郡のうち。幕府領。村高は,元禄7年検地帳1,049石余,「天保郷帳」1,052石余。元和3年検地帳では屋敷数73,中使は治部左衛門,鍛冶1・山伏1。元禄7年検地帳では田49町余・畑51町余,雑木林82・松林6・竹林2(滝平区有文書)。集落は羽茂川沿いの栢木淵・大平にあるほかは,山間に広く点在。栢木淵は中使駒形氏を中心とする杣集落であった。山間の黒山は付近の砂金山を稼ぎ場とした集落で,大峰は武士であったという佐藤甚左衛門が帰農して開いたという。また,【がためき】・新入高野【しんにゆうごうや】は近世初頭の開発と伝える。「巡村記」では,天保12年の家数99・人数522,高1,052石余,田49町余・畑53町余,取米338石余,寺社は真言宗地蔵院・千手院,修験不動院,観音堂,諏訪大明神・白山権現・十二権現など,御林1・百姓林21。明治9年・新入高野の集落は静平村として分村。同11年滝平小学校創立。同22年千手村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7311837
最終更新日:2009-03-01




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