たなひれ(中世)
戦国期に見える地名｡越後国蒲原郡のうち｡明応年間の国衙之日記(米沢古文書集)に｢壱貫六百三十文 たなひれ｣とあるのが初見｡大永7年の豊州(長尾房景)段銭日記(反町段銭日記)には三個口の段銭が｢たなひれ｣として徴集されており古志長尾氏の所領であった｡それがのちに被官五十嵐惟秀に宛行われ,その申状(上杉家文書)には｢たなひれきたまちの内六くわんあまり｣が給分であったという｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7312069
最終更新日:2009-03-01