ケータイ辞書JLogosロゴ 寺尾名(中世)


新潟県>刈羽村

 戦国期に見える名【みよう】の名。越後国刈羽郡のうち。天文12年正月16日の宗賢寄進状に「寺尾名之内熊野免之事」と見え,このうち2貫文の土地が,上杉氏の家臣と思われる宗賢という人物から寺尾の善照寺へ寄進されている(善照寺文書)。ただし,この文書は検討の余地がある。なお,文明3年寺尾長祐が「屋敷之内田百苅」を善照寺に寄進している(同前)。寺尾の寺尾清吾家には,寺尾家初代は勝山城主野呂一伯で,第2代が寺尾長祐との伝えがあり,「当家中興」「寺尾氏中興ノ先祖」などと記された,文禄4年正月と同年3月の位牌も残されている。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7312472
最終更新日:2009-03-01




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