中川村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡蒲原郡のうち｡枝郷に四ﾂ屋村と次新村があり,のち当村から分村｡元和2年三条藩領,同9年幕府領,慶安2年からは村上藩領｡村高は,元和6年三条御引渡郷村帳77石余,｢正保国絵図｣127石余,｢元禄郷帳｣93石余,享保13年村上藩領村々高辻帳(燕市史資料編1)331石余,｢天保郷帳｣332石余｡宝暦6年村々高反別之覚(同前)によれば,高331石余(うち田22町余･畑5町余),家数36･人数228,馬2,漆木175本｡天保10年御巡村御道筋五ｹ組御案内帳によれば,家数39･人数236｡神社は八幡社｡山伏園明院があった｡日出潟の開発に参加し,享和2年拾三ｹ村請新田検地帳(燕市史資料編1)によると1石余(2反余)高請｡明治10年日出潟十三ｹ村受のうち中川村請分を合併｡同12年西蒲原郡に所属｡同21年の戸数40･人口234｡同22年川前村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7312948
最終更新日:2009-03-01