間島村(近世)
江戸期〜明治22年の村名｡岩船郡のうち｡はじめ村上藩領,寛永19年幕府領,正保元年村上藩領,宝永6年幕府領,同7年村上藩領,享保2年からは再び村上藩領｡村高は,｢慶長国絵図｣53石余,｢正保国絵図｣89石余,万治2年検地帳113石余,｢元禄郷帳｣103石余,｢天保郷帳｣127石余｡寛政3年御案内帳によれば,家数59･人数312｡慶応3年村上藩取箇帳では,高127石余,総取米49石余,塩22俵･蒸貝12盃,そのほか小物成は平銀270匁余,取米のうちには浜役･船役･鮭川役があり都合2石余,銀納には差網役5匁･入木役25匁･鍛冶役10匁･大工役7匁余･船大工役2匁余･木挽役5匁･桶屋役3匁があり,農業･漁業･製塩のほかに塩木(薪)の切出しが行われている｡神社は白山神社と神明社｡寺院は曹洞宗仲雲寺｡明治22年上海府村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7315161
最終更新日:2009-03-01