ケータイ辞書JLogosロゴ 松崎村(近世)


新潟県>新潟市

 江戸期〜明治22年の村名。蒲原郡のうち。新発田【しばた】藩領。村高は,「正保国絵図」140石余,「元禄郷帳」141石余,「天保郷帳」231石余。この増加は江戸中期,阿賀野川の河道変更により旧阿賀野川の河道が開発されたことによるものであろう。家数・人数は,寛文7年28・248,天和3年34・197。名主は寛文7年六兵衛,享保5年佐々木八蔵,寛政7年川崎小兵衛となっており,以後川崎家が世襲。阿賀野川の河道変更前は漁業を営んでいた者もいたようであるが,変更後は農業が中心となった。鎮守は藤戸神社,境内に末社として神明宮・稲荷社。寺院は,真宗大谷派常栄寺,元和2年高田町常栄寺住僧知空の開基という。ほかに真言宗の薬師堂があり,行基作と伝える薬師瑠璃光如来像を安置する。同像は平安末期の作という。明治5年の戸数128・人口842。明治9年海老ケ瀬校松崎派出所が設置され,当村・新川村の児童が通学。同12年中蒲原郡に所属。同22年松島村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7315228
最終更新日:2009-03-01




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