ケータイ辞書JLogosロゴ 向橋村(近世)


新潟県>上越市

 江戸期〜明治22年の村名。頸城【くびき】郡のうち。はじめ高田藩領,天和元年幕府領,貞享2年からは再び高田藩領。村高は,「正保国絵図」290石余,「天和高帳」245石余,「天保郷帳」305石余。神社は八社権現・白山権現。寺院は岩ノ原に浄土真宗本願寺派報恩寺がある。儀明川左岸に鉱泉があり,江戸末期に開湯されたと伝えられ,皮膚病や火傷に特効があるという。その近くに普賢堂があるが,祀られている尊像はかつて天正年間上杉謙信の部下小島弥太郎の家臣川住重太郎が祀った尊像であると伝えられ,のち明治24年夢知らせで土中より出現したという伝説がある。明治12年からは中頸城郡に所属。同21年の戸数35・人口293。同22年北大崎村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7315745
最終更新日:2009-03-01




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