ケータイ辞書JLogosロゴ 室島村(近世)


新潟県>川西町

 江戸期の村名。魚沼郡のうち。仙田村15か村の1つ。はじめ高田藩領,天和元年からは幕府領。村高は,「正保国絵図」73石余,「天和高帳」では仙田村1村として見え,「元禄郷帳」では仙田室島村79石余。刈羽街道が通る。天和3年検地では,高77石余,反別田4町余・畑屋敷4町余。元禄7年改村鑑によれば,家数34(本家20・水呑13・寺1)・人数287,馬26。別に渡守1軒・4人が書き上げられている。渋海川の瀬替えが行われ,たびたび新検・高入があった。寺院は曹洞宗相国寺。神社は諏訪社(新浮海川本神社とも呼ばれる仙田谷の総社)・八幡社・松苧社。江戸中期までは仙田村の枝村として内組頭が置かれ支配され,仙田村全体を統括する庄屋・組頭が別に置かれた。江戸中期に仙田村の一部となったと思われるが(天保郷帳),山間の集落であるためその後も集落ごとに扱われることがあった。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7315817
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ