ケータイ辞書JLogosロゴ 森町村(近世)


新潟県>下田村

 江戸期〜明治22年の村名。蒲原郡のうち。はじめ村上藩領,寛永16年安田(村松)藩領,明治3年からは新発田【しばた】藩領。村高は,「正保国絵図」「元禄郷帳」ともに386石余,「天保郷帳」409石余。文化11年の家数78。集落はもと高城のある山麓,元町にあったが,寛永3年当地に移住したと伝える。大庄屋が置かれ,元禄15年坂田家,文化3年小林家,同11年渋谷家,同年坂田家に戻り,文政7年坂井家となり明治期に至った。肝煎は宝永8年から坂井家が勤めた。また,延享4年からは与三右衛門も肝煎となった。鎮守は盛越神社。文正元年開基と伝えられる曹洞宗長禅寺がある。同寺は中浦村から移転したとの伝承があり,新田家の居館跡に建てられたとも伝えられる。中世においては高城城主長尾氏の菩提寺であったという。明治12年南蒲原郡に所属。同21年の戸数95・人口519。同22年前谷【まえたに】村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7315910
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ