ケータイ辞書JLogosロゴ 栗虫村(近世)


富山県>宇奈月町

 江戸期〜明治22年の村名。新川【にいかわ】郡藤保内のうち。加賀藩領。寛文10年の村御印は火災により焼失し,貞享3年再交付の村御印では,村高は10石・免3.3,うち0.3は明暦2年からで,ほかに寛文6年の検地引高5石があり,小物成は鱒役8匁・鮭役8匁で,藩からの敷借米の利息2斗は明暦2年免除となっている。「下新川郡史稿」では村高17石・免3.3と見える。慶安2年,イノシシ・サルといえども越後・信濃両国との境を越えた者を打ち捕えるよう鉄砲御渡が行われている(笹川史稿)。村内には誉田別命をまつる八幡社があった。明治18年の戸数9・人口61。明治9年石川県,同16年富山県に所属。同22年下新川郡愛本村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7318680
最終更新日:2009-03-01




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