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- 古国府(中世)とは
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古国府(中世) 鎌倉期に見える地名相模国大住【おおすみ】郡のうち保元3年12月3日の官宣旨に「相模国 旧国府別宮」とあり,朝廷から石清水八幡宮の所領として安堵されている(石清水文書/県史資1-古817)鎌倉期の文永元年11月22日の関東御教書によれば,「神領相模国古国府」の預所が弘長3年の安居頭役を怠ったため,石清水八幡宮所司が幕府に訴えている(榊葉集/続群2上)この時の古国府預所は三浦介頼盛であった相模国府は当初高座【たかくら】郡にあったが,その後,大住郡,余綾【よろき】郡と移動した「古国府」とは,国府が余綾郡に移ってから後の大住郡旧国府の地を意味し,「旧国府別宮」は平塚八幡宮(現平塚市浅間町)を指すと思われることから,当地は平塚市東部の四之宮・東八幡町・西八幡町付近に比定される(県史通1)平塚八幡宮は本社石清水八幡宮の分社として古くから経済的負担を負っており,のちに,その周辺の古国府の地が石清水領の荘園に転化するに至ったものと考えられる(同前)なお,大住郡国府の比定地としては,この平塚市四之宮説のほかに伊勢原市比々多説,秦野【はだの】市御門説などがある(同前) |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
古国府(中世) 南北朝期に見える地名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」