ケータイ辞書JLogosロゴ 穴水駅(古代)


石川県>穴水町

平安期に見える駅名能登国能登郡のうち「日本後紀」の大同3年10月19日条の,能登国能登郡の越蘇【えそ】駅以北の6駅が停廃されたという記事に,6駅の1つとして見える廃駅の理由は,「以不要也」とされ,平安初期の一連の行政機構の縮小策,負担の軽減策と関連する北陸道の駅路のうち,能登半島を縦貫する支路に置かれた駅であり,「日本後紀」の記事のとおりに解釈すれば,能登郡の越蘇駅の次に位置し,奥能登丘陵を北上して,鳳至【ふげし】郡の三井【みい】駅に連絡していたことになるただし,越蘇駅と穴水駅との距離は約35kmもあるので,中間に,もう1駅存在した可能性が強く,大同3年に停廃されたのは,この欠名の某駅以北の6駅であろう平安初期に廃止されたため,穴水駅の名は,「延喜式」「和名抄」の駅名には現れない駅名のもとになった穴水の地名は,承久3年9月6日の能登国田数注文(鎌遺2828)に見える文治元年立券の鹿島郡大屋【おや】荘内穴水保に継承されている現在の穴水町の中心街区付近に比定される(日本地理志料・能登志徴・郷土辞彙)
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7322893
最終更新日:2009-03-01




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