ケータイ辞書JLogosロゴ 荒木田村(近世)


石川県>小松市

 江戸期〜明治22年の村名。加賀国能美【のみ】郡のうち。加賀藩領。寛文10年村御印の村高631石余,免5ツ5歩,川役60匁・板船櫂役5匁・鳥役89匁。幕末の村高623石余。減石は梯川の洪水による流出のためといわれる(小松市史)。水運にも恵まれ,25艘の川船を持ち,埴田村地境には梯川を渡す荒木田渡があり,船1艘が常設されていた。鎮守の白山社は村内中央と西方の2社。明治5年石川県に所属。「皇国地誌」によれば,田32町余・畑8町余,戸数76・人口389,馬1。物産のうち。蕎麦・菜種・藺・生糸などを小松町へ,酒は53石余を諸村へ出荷。民業は農業64,兼業に古道具商4・石小売商4,炭小売商・麹小売商・古着商各1など。明治17年大洪水により多大の被害を出した。明治22年中海村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7322916
最終更新日:2009-03-01




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