ケータイ辞書JLogosロゴ 江尻(中世)


石川県>鹿西町

戦国期に見える地名能登国鹿島郡能登部村のうち永禄3年3月10日の石動山松本坊売券に松本坊が「能登部江尻住人」の太郎兵衛に対し,当地の山を2貫文で沽却したのが初見同13年11月16日には,「江尻分一円」の田地が,二郎丸左近より田所源二郎に譲渡されており,それが能登守護畠山氏への年貢を進納できなかったことによるとあって,実質的には代物26俵による売却であったまた,天正11年9月,石動山の千南院定円・十善院弁雅・実珠院実尊が「能登江尻村」太郎兵衛に,上洛の際の馳走を賞し,「江尻分」年貢のうちの15俵代1貫文と人夫足1人分を免除した(乗念寺文書)能登半島基部の邑知【おうち】地溝帯西北部で眉丈【びじよう】山系の麓に位置し,現在の鹿西【ろくせい】町大字能登部下のうちの通称江尻付近に比定できる
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7323526
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ