ケータイ辞書JLogosロゴ 鬼市(中世)


石川県>志雄町

 室町期から見える地名。能登国羽咋【はくい】郡志雄保のうち。現志賀【しか】町大字矢駄の加茂神社に残る応永2年8月12日作の不動三尊種子懸仏の銘に「大工羽咋鬼市住右馬次郎」とあるのが初見(志雄町史)。ただし,この銘文を「鬼市」と読むことについては検討の余地も残されているが,通説は「鬼市」と読み「荻市」に比定している。下って,大永6年10月の気多社年貢半銭納帳の年貢銭分に「五百八拾苅,六貫九百六十九文,同(和田方)半田分作人 おきいち 七郎左衛門」と見える(気多神社文書/史料纂集)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7323804
最終更新日:2009-03-01




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