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- 松村(中世)とは
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松村(中世) 鎌倉期~室町期に見える村名摂津国武庫【むこ】郡西条のうち文保2年3月2日付御了女田地売券に御了女私領田の在所として「まつむら五坪」とある同地の坪付は武庫西条4条13里5坪であった南北朝期には,貞和2年10月26日付藤原光家田地寄進状に「摂津国松村地頭方内田地」,貞治5年8月11日付沙弥宗吉尼宗祥連署寄進状に「摂津国武庫西条松村加納」と見えるのをはじめ,当村内の田地が鳴尾長蘆寺に寄進されるようになったこれらの寄進状類によれば武庫西条5条15里1坪・8坪も当村の内である室町期の応永3年6月29日付広徳寺宗栄田地寄進状では「松村加納弐段 字堂坪」が長蘆寺に寄進されている(大徳寺文書3・5/大日古)遺称地はないが,近世の鳴尾村付近にあたる |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」