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石川県>吉野谷村

 南北朝期から見える地名。加賀国石川郡のうち。「日本洞上聯燈録」巻2に,加賀の大乗寺にあった瑩山紹瑾に師事し,元に留学ののち,瑩山の弟子明峰素哲に学んだ租継大智が,「加州河内荘吉野郷」に曹洞宗祇陀寺を開いたと見える。ただし,祇陀寺の寺地を「吉野」と明記するのは「日本洞上聯燈録」のみであり,「祇陀大智禅師行録」は「山曰獅子,寺号祇陀,僧史曰鳳凰山」と記し,「伝宝伝燈録」「本朝高僧伝」も「鳳凰山」の山号のみを掲げるが,祇陀寺が吉野にあったとすることに異説はない。祇陀寺は貞和3年5月よりもいくらか前に,河内荘地頭結城氏を外護者として創建され(祇陀寺文書),天文15年正月までは確実に吉野に存在した(言継卿記)。いまの石川郡吉野谷【よしのだに】村吉野に比定される。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7328731
最終更新日:2009-03-01




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