ケータイ辞書JLogosロゴ 池河内(中世)


福井県>小浜市

 戦国期から見える地名。若狭国遠敷【おにゅう】郡のうち。文亀2年3月24日の明通寺への如法経料寄進札に「池河内彦大夫」とあるのが初見。それ以降池河内百姓による明通寺への如法経料の寄進は,天正18年まで13例を確認できるが,永享8年11月14日の源内大夫如法経銭寄進札に見える「源内大夫」は,大永2年・天文4年に見える「池河内源内大夫」と思われ,室町期から集落のあったことが想定できる。「源内大夫」の寄進は3例と最も多く,現在も源内田という地名が現地にあることから,「源内大夫」が当地の有力者の一人であったかと思われる。他の寄進者として「四郎大夫」「馬大夫」「広畑」「田中」の名前が見えるが,現在も当地の地名として確認される(以上,小浜市史金石文編)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7329219
最終更新日:2009-03-01




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