ケータイ辞書JLogosロゴ 伊波村(近世)


福井県>勝山市

 江戸期〜明治22年の村名。大野郡のうち。はじめ福井藩領,寛永元年勝山藩領,正保元年幕府領福井藩預り地,貞享3年幕府領直轄地,元禄4年からは再び勝山藩領。村高は,「正保郷帳」では田方305石余・畑方125石余の計430石余,「元禄郷帳」も430石余,「天保郷帳」435石余,「旧高旧領」430石余。寛永15年3月24日の伊波村川流れにつき年貢諸役書付には「井波村」とある(石畝家文書/勝山市史資料篇)。延享3年の戸数は本百姓22・水呑12,免2ツ1分(比良野家文書/稿本勝山史料)。文政5年の御領分惣百姓水呑家数人数并牛馬改帳によれば,家数40(本百姓27・水呑13)・人数196(男100・女96),馬11(比良野家文書)。「越前地理指南」に「皿川橋 長拾四間 幅七尺」「皿の宮」があると記されている。また,「名蹟考」には佐良社の名が出ている。平泉寺と関係のある社らしいが詳細は不明。明治4年勝山県,以降福井県,足羽【あすわ】県,敦賀県,石川県を経て,同14年福井県に所属。「足羽県地理誌」によれば,戸数46・人口235(男123・女112),馬11,田畑22町7反余,物産は苧綛・生糸・煙草・葉藍。同22年荒土村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7329410
最終更新日:2009-03-01




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