ケータイ辞書JLogosロゴ 大石駅(古代)


山梨県>河口湖町

平安末期に見える駅名都留【つる】郡のうち「吾妻鏡」によれば,治承4年8月23日の石橋山の合戦後,甲州を経回していた北条時政・義時父子は,同年9月24日,源頼朝の使者を受けて,甲斐源氏の衆とともに駿河に入ることとなった同記の同年10月13日条には「又甲斐国源氏并北条殿父子赴駿河国今日暮兮止宿大石駅」とあり,10月13日には,大石駅で休息したが,平家方の駿河国目代が富士の裾野をめぐり,来襲するとの情報で,急遽進軍し,富士北麓若彦路を経て,14日には,神野および春田路を通り,駿河の鉢田で駿河国目代の軍と遭遇し,激戦のすえ大勝を博し,さらに,富士川の戦では,甲斐源氏は大活躍をしている当駅については,駿河説もあるが(地名辞書),甲斐源氏や北条父子の進軍の様子からみて,現在の河口湖町北部の大石付近に比定するのが妥当と考えられる
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7335302
最終更新日:2009-03-01




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