ケータイ辞書JLogosロゴ 賀茂郷(中世)


山梨県>春日居町

 戦国期に見える郷名。山梨郡のうち。永禄4年閏3月吉日の武田晴信禁制に「二番……賀茂之禰宜」とある(八幡神社文書/甲州古文書1)。「賀茂之禰宜」とは当地の賀茂春日神社の神官を指し,武田信玄の時代には川田の二ノ宮神社神官とともに,府中八幡宮に勤番して武田氏領国の安穏を祈願する定めとなっていた。天正10年,武田氏滅亡後,甲斐国を支配した徳川家康は同17年に甲斐国を含む領国5か国の総検地を実施した。これにともない,同年11月23日,「賀茂郷」のうち84俵1斗7升6合5勺5才が賀茂春日社の神領として充行われた(加茂春日明神社文書/同前)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7335733
最終更新日:2009-03-01




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