ケータイ辞書JLogosロゴ 長松寺郷(中世)


山梨県>甲府市

 戦国期に見える郷名。巨摩【こま】郡のうち。長正寺とも記す。天正17年11月21日の伊奈忠次知行書立写に「八百九拾四俵 長正寺郷内ニ而」とある(河野家文書「申伝書」/甲州古文書3)。徳川家の奉行として甲斐に入った忠次は検地を行い,その結果石坂勘兵衛の知行として当郷内で894俵が定められたもの。また同年11月23日の伊奈忠次知行書立写でも同様に,武田旧臣であった山本弥右衛門尉の知行を「長松寺郷内」で76俵余,そのほか計749俵余と定めている(旧武川衆所蔵文書/甲州古文書2)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7336550
最終更新日:2009-03-01




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