ケータイ辞書JLogosロゴ 鳥屋村(近世)


山梨県>鰍沢町

 江戸期〜明治8年の村名。巨摩【こま】郡のうち。西河内領に属す。はじめ幕府領,のち甲府藩領,享保9年からは幕府領(市川代官所など)。村高は,「慶長古高帳」68石余,「宝暦村高帳」73石余,「天保郷帳」「旧高旧領」81石余。「国志」によれば,大柳川の対岸は柳川村,北東は長知沢村,東は鰍沢【かじかざわ】村の枝郷梅久保・鬼島に接し,文化初年の戸数52・人口235(男115・女120),馬18。畑作物は粟・稗・黍・蕎麦・芋・蜀黍・太布・桑・木綿などで,農間に山林業や行商を行った。神社は諏訪神社・神明宮・天神宮があり,天神宮は高下村境の山頂に祀られ,3月25日の祭礼は近郷きっての大祭としてにぎわい,通称吹上げ天神として尊崇された。寺院は中世の創建という曹洞宗鳥屋山永明寺(除地3畝余)と永禄元年本学院日永の開創とされる日蓮宗柳川山永立寺(除地1反9畝余)がある。明治4年山梨県に所属。同8年五開村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7336711
最終更新日:2009-03-01




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