ケータイ辞書JLogosロゴ 尾野山村(近世)


長野県>丸子町

 江戸期〜明治9年の村名。小県郡のうち。はじめ上田藩領,元和8年徳川忠長領,寛永元年小諸藩領,延宝7年幕府領,天和2年坂木藩領,元禄15年からは幕府領。村高は,「寛永石高帳」「正保書上」ともに785石余,「元禄郷帳」638石余,「天保郷帳」797石余,「旧高旧領」798石余。寛文元年飯沼村を分村。同10年の小諸領高并諸浮役帳(北佐久郡志資料集)によれば,本高573石余・免5ツ2分,新開7石余・免1ツ5分,夫金4両1分・銀12匁,山手銀31匁7分,籾6俵3斗6升,入木680束,糠10石余,藁69束,縄237房などとある。水利は数か所の湧水と4か所の溜池を利用,合理的な水利用法が見られる。神社は日吉社2・上諏訪社・下諏訪社・天照皇大神・八幡社・社宮司社3・山神社2・金毘羅社・道祖神社・稲荷社・愛宕社・竜神社,寺院は真言宗竜泉寺・曹洞宗浄源寺,ほかに千手観音があったが廃止された。明治元年伊那県,同3年中野県を経て同4年長野県に所属。同9年生田村の一部となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7338570
最終更新日:2009-03-01




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