小見村(中世)
戦国期に見える村名。高井郡のうち。天文11年5月の「小菅山八所権現并元隆寺来由記」に元隆寺末院の一つとして「小見村浮陀寺」が見える(小菅神社文書/信史12)。当村は小菅神社との関係が深く,小字に「カイキリ(加邪吉利か)」「バンジョメン(馬上免か)」などが残る。これより先建武3年正月,当地の小見彦六が毛見・犬甘・高梨・市河の諸氏とともに牧城にいた北条氏の残党香坂心覚と戦っている。この戦いで彦六は右眼を射られ負傷した(市河文書/同前5)。観音寺の墓地には五輪塔が多く現存する。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7338591
最終更新日:2009-03-01