ケータイ辞書JLogosロゴ 高木郷(中世)


長野県>下諏訪町

 戦国期に見える郷名。諏訪郡のうち。高木浜とも見え,嘉吉3年12月10日の大祝諏訪頼満注進状案に「佐久新海明神者,自高木浜鵜木渡下御天,御参会于湖中候」とあり(当社神幸記/信史8),これ以後神渡注進状などに散見される。永禄8年11月朔日の諏訪社下社神事再興次第によれば,諏訪社下社正月6日の神事を「大和・高木・富部・辰野・山田」の5か郷の地頭役として命じている(諏訪大社文書/同前12)。なお江戸期の高木村の小字として見える相沢については,天文13年閏11月28日の諏訪伊勢宮丸注進状案に「佐久新海明神者,自薦沢渡下御天,下宮会沢渡上御候」とあり,会沢または相沢として御神渡注進状に散見される(当社神幸記/同前11)。城山には大和監物の居城跡,西境富部寄りには高木喜兵衛の居城跡と伝える城跡がある。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7340100
最終更新日:2009-03-01




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