ケータイ辞書JLogosロゴ 平滝村(中世)


長野県>栄村

 室町期に見える村名。水内【みのち】郡のうち。応永7年10月29日の小笠原長秀安堵状に,「水内郡常岩中条,中曽禰郷内小穴河,平滝買得地等事」とあり,市河頼房に安堵されている。同8年6月25日の信濃守護斯波義将安堵状にも「平滝・小穴河買得地」が見え,同9年9月17日の細川慈忠遵行状,翌18日の伊勢道券打渡状によって,「中曽根郷内小穴川・平滝村内買得地」などが頼房の代官に打渡されている(市河文書/信史7)。当地の南側は千曲川を挟んで市河氏の所領志久見郷・箕作に接しており,市河氏は当村内の一地域を買得して渡船場とし,交通の便を確保したものと推定されている。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7341238
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ