藤沢(中世)
戦国期に見える地名｡佐久郡のうち｡｢高白斎記｣天文22年2月13日条によると,武田晴信は依田春賢に対して｢藤沢･ﾊｹﾞ山･塩川合ﾃ仁百貫文｣の替地を与えており,当地は依田氏の支配下にあった(信史11)｡なお現在の東蟹原･西蟹原一帯は滋野氏一族の蟹原重幸の居住地と伝え,蟹原城跡がある(旧北佐久郡志)｡天正17年極月23日の佐久郡内神領指出帳に｢藤沢之宮神領｣とあり(古文書集/信史17)｡また当地には古代の望月牧の西限ともいわれる駒形社があるが｢藤沢之宮｣との関係は不明｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7341343
最終更新日:2009-03-01