ケータイ辞書JLogosロゴ 井尻村(近世)


岐阜県>御嵩町

 江戸期〜明治22年の村名。美濃国可児郡のうち。上ノ郷十六か村の1つで本村。尾張藩領木曽衆山村氏の給地。「天保郷帳」の村高440石余。寛政年間の戸数54・人口225,馬4匹。農業を主とし,紙を漉き半紙を売り出し,そのほか生柿・栗・小藤・樫割木などを産出。村内は洞組・中組・東組の3組に分かれていた(濃州徇行記)。中山道細久手【ほそくて】宿の助郷村。正徳元年に高札場が設けられ,切支丹高札も置かれ,また明治期には太政官制札掲示場も設けられた。明治4年岐阜県に所属。同5年の村明細帳の戸数61・人口244。同8年上ノ郷村の一部となるが同13年分村し旧に復す。同22年上之郷村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7342610
最終更新日:2009-03-01




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