ケータイ辞書JLogosロゴ 岩井村(近世)


岐阜県>高山市

 江戸期〜明治8年の村名。大野郡大八賀郷のうち。天正14年から金森氏領,元禄5年からは幕府領。「元禄検地帳」の村高147石余。享保15年の家数63,うち百姓60・地借2・門屋2(県史)。「国中案内」には村高147石余,うち田46石余・畑100石余,反別44町余(うち田7町余・畑36町余),上田9・中7・下5・下々2,上畑7・中5・下3・下々1・砂畑1・山畑1,年貢は2ツ9分3厘。「天保郷帳」の村高183石余。嘉永6年の人数512(大野郡史)。「後風土記」によると,村高183石余で年貢はすべて金納,焼畑8町余,家数75・人数510余。村域は縦13町20間・横5町30間。産物は穀類のほか,桑1万4,000貫目・麻180貫目・煙草370斤・弘法茶15貫目・麻苧180貫目・楮15貫目・荏3万余・繭1,120貫目・榾柮【ほた】180間など。稼業は養蚕のほか杣稼ぎ。東方・南方は山,西方は大島町へ20町,北方は滝村へ半里,高山へ2里。産土神は天神社。明治8年大名田【おおなだ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7342778
最終更新日:2009-03-01




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