ケータイ辞書JLogosロゴ 有道村(近世)


岐阜県>久々野町

 江戸期〜明治8年の村名。飛騨国大野郡河内【かわうち】郷のうち。天正14年から金森氏領,元禄5年からは幕府領。村高は「元禄検地帳」5石余,「天保郷帳」15石余,「旧高旧領」では高山郡代支配所15石余・浄海寺除地5升余。「後風土記」によれば当村は縦3町・横1町。家数17・人数90。産物は稗10石・大豆1石・ソバ5石・大小繭1貫500目・独活50把・蕨粉1石余など。村内には産土神の八幡宮,高山照蓮寺末の浄光教寺があり,同寺は永正8年の開基。当村では冬期〜春期に切り出したホオの木で杓子を作り,有道杓子と称して近隣村へ売り出した。明治初期にはホオの木に代わってシラカバなどが用いられた。明治8年位山【くらいやま】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7342919
最終更新日:2009-03-01




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