ケータイ辞書JLogosロゴ 円原村(近世)


岐阜県>美山町

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国山県郡のうち。幕府領。「慶長郷牒」では谷合村分に含まれる。以後,分村し,文化12年の村高70石余,戸数57・人数293。農間に蚕・葛根掘り・紙漉などを行う。「天保郷帳」では176石余,「旧高旧領」では229石余。「新撰美濃志」によると,万所洞・白岩洞・今島洞などの枝郷を有し,北野・熊野両村社,臨済宗大雲寺があった。明治2年の村明細帳によると,本郷高70石余,戸数66・人数304。今嶋洞53石余,戸数50・人数265,白岩洞24石余,戸数23・人数142,満所洞81石余,戸数70・人数360などで,いずれもすべて畑。それぞれ十数頭の牛馬を飼育。明治4年岐阜県に所属。同24年の濃尾地震では総人口1,301のうち死者1,総戸数250のうち全壊5・半壊2(震災誌附1)。同30年北山村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7343021
最終更新日:2009-03-01




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