大広村(近世)
江戸期〜明治8年の村名｡飛騨国益田【ました】郡阿多野【あだの】郷のうち｡天正14年から金森氏領,元禄5年からは幕末まで幕府領｡村高は｢元禄検地帳｣47石余,｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣では60石余｡｢国中案内｣では家数20｡｢後風土記｣によれば家数21･人数111,産物は米22石余･稗74石余･大麦3石余･小麦8石余･大豆8石余･蕎麦4石余･大繭6貫･小繭40貫･児馬4匹･山鳥3羽など｡産土神は神明宮がある｡当村の東方は黒川村へ18町,西方は上ｹ見【あげみ】村へ21町,南方は山,北方は川,また高山へ4里｡明治8年朝日村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7343191
最終更新日:2009-03-01