ケータイ辞書JLogosロゴ 小坂郷(近世)


岐阜県>小坂町

 江戸期の広域地名。飛騨国益田郡のうち。「慶長石高帳」では松尾(門坂【かどさか】)・大島・大洞【おおぼら】を小坂郷としており,「慶長三郡高帳」では「小坂郷口村,同奥村」のほかに阿多野郷上切・中切・下切3か村および同両山中を含め小坂郷として2,652石余とする。うち小坂郷口村は高439石余で,のちの無数原【むすばら】・門坂・岩崎【いわさき】・小坂町・大島・坂下【さこれ】・長瀬7か村,小坂郷奥村は高354石余で,のちの赤沼田【あかんた】・落合・湯屋・大洞4か村をそれぞれ指すか。元禄5年幕府領となって以後は11か村を小坂郷と総称したが,江戸期を通じて小坂郷口村・小坂郷奥村の名も用いられた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7343315
最終更新日:2009-03-01




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