ケータイ辞書JLogosロゴ 小野郷(中世)


岐阜県>関市

 南北朝期に見える郷名。美濃国武儀【むぎ】郡上有智【こうずち】荘(現美濃市)のうち。貞和4年2月13日付の光厳上皇院宣に「美濃国上有智庄内各別名并小野郷事」と見え,勘解由小路兼綱に管領せしめている(貞和四年観応元年院宣下知状等写/大日料6-11補遺)。以後未見。戦国期には当地の小野山に斎藤八郎左衛門が城を構えたが,天文23年陥落したという(濃陽志略)。小野山は本城山・大山ともいい,他書では城主を斎藤宗久とする。こののちか,小野村は上有知佐藤氏の支配下に入ったとされる(佐藤金森由緒書/美濃市史)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7343388
最終更新日:2009-03-01




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