ケータイ辞書JLogosロゴ 柿野村(近世)


岐阜県>土岐市

 江戸期〜明治22年の村名。美濃国土岐郡のうち。岩村藩領。村高は「慶長郷牒」「正保郷帳」479石余,「天保郷帳」793石余,「旧高旧領」479石余。中馬街道沿いの宿場で交通の要衝として栄え,早くから町屋を形成していた。戸口は享保20年140戸・781人で下男下女47人,抱女・抱男71人がいた。文政3年197戸・1,105人。また元禄14年まで岩村藩の陣屋が設置されている。当村の温泉(鹿の湯)は,元禄15年藩主丹羽氏の国替えの際,村民によってつぶされた。天保9年当村の一般農民16人は拝借米をめぐって,村役人を藩役所に出訴している(土岐市史)。白鳥神社と荘厳寺が街道に面してある。明治4年岐阜県に所属。同5年の戸数208・人口991。同22年鶴里【つるさと】村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7343468
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ