ケータイ辞書JLogosロゴ 笠原村(近世)


岐阜県>笠原町

 江戸期〜明治22年の村名。土岐郡のうち。幕府領笠松郡代支配。村高は「慶長郷牒」1,091石余,「正保郷帳」1,061石余,「天保郷帳」1,212石余,「旧高旧領」1,222石余。当村の戸数は慶長期すでに200戸前後と推定され,文化5年382戸,明治2年538戸・人口1,860人。当村の製陶戸数は,寛政8年30戸余,窯数11で郡内でも多い。窯は,1株200〜300両の株によって保護され,明治期廃止される以前当村に12株があった。文化年間にはじめて松原吉衛門の子孫は,磁器製の大白茶碗を焼いている。元禄期,尾張国春日井郡上・下半田川村との間で村境相論が起きている。裁許後,村境および国境が確定した。また相論で当村の加藤喜左衛門景信は打首となっている(半田川村古文書古絵図)。明治4年岐阜県に所属。同22年市制町村制施行後も単独で自治体を形成。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7343504
最終更新日:2009-03-01




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