ケータイ辞書JLogosロゴ 樫原村(近世)


岐阜県>久瀬村

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国大野郡のうち。枝村に下平村がある。はじめ幕府領,寛永12年から大垣藩領。村高は「慶長郷牒」「元和領知改帳」「正保郷帳」ではいずれも34石余,「天保郷帳」では97石余。明治5年の明細村鑑帳によれば,村高97石余のうち畑高78石余その反別10町9反余,田高2石余その反別2反,屋敷高5石余,その他は畑開作分である。農間余業に養蚕・山稼ぎがある。戸数と人口は,明和元年24戸・125人,文政2年24戸・108人,安政4年20戸・112人,明治5年22戸・113人。村鎮守に深山神社,寺に真宗大谷派円称寺がある。明治4年岐阜県に所属。同8年東津汲【ひがしつくみ】村と合併,津原村となったが,同15年再度分村,同22年池田郡に所属。同24年の濃尾地震による被害は半壊2戸(震災誌附1)。同30年揖斐郡久瀬【くぜ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7343521
最終更新日:2009-03-01




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