ケータイ辞書JLogosロゴ 久田見村(近世)


岐阜県>八百津町

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国加茂郡のうち。尾張藩領。村高は673石余。寛政年間の家数408・人口1,835,馬35匹。村内は本郷・西山・薄野・野黒・入野・大平の6組に分かれ,本郷は西方木曽川沿いの細目村から苗木藩領の犬地村へ至る街道筋にあたる。西山は村高62石余・家数約20。薄野は村高93石余・家数約30,野黒は村高104石余,入野は村高25石余・家数約50,大平は村高42石余・家数約50。産物は麦・芋・大豆・高麗黍など。寺社は野黒に臨済宗光明山宝蔵寺,本郷に一向宗法誓寺がある。当村より苗木藩領の犬地村へ至る道筋の松を,かつて当地一帯を稲葉右近が領していたことから右近松という(濃州徇行記)。明治4年岐阜県に所属。同30年久田見村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7344068
最終更新日:2009-03-01




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