ケータイ辞書JLogosロゴ 氷取村(近世)


岐阜県>安八町

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国安八【あんぱち】郡のうち。慶長12年黒野藩領,元和2年(または慶長期か)からは尾張藩領(はじめ同藩給人奥平氏知行地)。村高は362石(うち田183石余・畑178石余・新田1石余)。宝暦6年戸数70・人数350。安政5年以降,美濃路墨俣【すのまた】宿の助郷村。水田の多くは湿田だが,江戸後期には重田をして生産力維持を図った。幕末の畑地では,雑穀・綿・藍・蔬菜の生産があった。森部輪中内では唯一の当村と大森村を結ぶ街道がある。明治4年岐阜県に所属。同24年の濃尾地震被害は,人数437のうち死傷者21,戸数85のうち全壊68・半壊17(震災誌附1)。同30年名森村の大字となる。
解説文を自分にメール
メアド:Milana@docomo.ne.jp

(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7344224
最終更新日:2009-03-01




ケータイ辞書 JLogosトップ