小屋名村(近世)
江戸期〜明治8年の村名｡飛騨国益田【ました】郡阿多野【あだの】郷のうち｡天正14年から金森氏領,元禄5年からは幕府領｡村高は｢元禄検地帳｣205石余,｢天保郷帳｣227石余,｢旧高旧領｣230石余｡｢国中案内｣では村高205石余･家数48｡｢後風土記｣によれば家数50･人口317｡産物は米183石余･稗223石余･大麦2石余･大豆29石･ｿﾊﾞ4石余･大繭50貫目･小繭150貫目など｡村の南方は川,東方は見座【みざ】へ10町,西方は大西へ10町,北方は辻【つじ】へ8町,高山へは2里半｡村内には産土神八幡宮がまつられ,飛騨川には長さ20間･幅7尺の小簗橋が架かる｡明治8年朝日村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7344349
最終更新日:2009-03-01