ケータイ辞書JLogosロゴ 小藪村(近世)


岐阜県>羽島市

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国中島郡のうち。はじめ旗本平岡氏知行地,のち平岡氏改易のため幕府領となる。村高は「慶長郷牒」「正保郷帳」547石余。万治2年検地により村の北東の小藪新田629石余が新村となる。「天保郷帳」では小藪村547石余・小藪新田629石余。「旧高旧領」では1,177石余。桑原輪中のうち(徳川治水記)。文化7年の村明細帳では当村は東西13町・南北7町。戸数160・人口691,馬2頭。笠松へ4里半,桑名へは陸路6里・舟路6里半。水郷地帯で江筋が多く,池8か所・橋21か所・渡船3か所がある。主な産物は米・麦・芋・稗・藍。神社は鎮守の八幡神社ほか2社,寺院は曹洞宗観音寺・法輪院,真宗東派南春寺。明治2年の村明細帳の戸数163・人口738。同4年岐阜県に所属。同24年の濃尾地震の被害は全壊118・半壊67(震災誌附1)。同30年羽島郡小藪村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7344352
最終更新日:2009-03-01




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