ケータイ辞書JLogosロゴ 坂丸村(近世)


岐阜県>羽島市

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国羽栗【はぐり】郡のうち。はじめ旗本舟原中川氏と岡田将監知行地,岡田氏知行地は加納藩安藤氏領となり,さらに幕府領となる。村高は「正保郷帳」197石余(うち田方101石余・畑方95石余),「天保郷帳」223石余,「旧高旧領」では幕府領147石余・旗本中川氏知行地75石余。大浦輪中のうち(徳川治水記)。美濃路沿いの集落で助郷として起【おこし】宿に出役。明治2年の村明細帳では田畑19町余,戸数45・人口218,馬2頭。美濃路の一里塚がある。笠松役所へは1里。農間稼ぎに男は藁細工,女は木綿結城縞賃織をする。寺社は鎮守貴船神社と真宗東派円養寺。同4年岐阜県に所属。同8年加納新田を合併。同24年の濃尾地震の被害は全壊59で被害率100%(震災誌附1)。同30年羽島郡正木村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7344406
最終更新日:2009-03-01




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