ケータイ辞書JLogosロゴ 下村(近世)


岐阜県>上矢作町

 江戸期〜明治22年の村名。恵那郡のうち。岩村藩領。各期郷帳の村高は田134石余・畑92石余で,計226石余,ただし「天保郷帳」では290石余。明治初年の家数105・人数482,馬数25。鎮守は隣接する小田子【こだこ】村との境にある熊野神社(恵那郡史)。祭神は熊野久須美命,天正年間串原城主遠山氏の臣大島氏の創建,享保10年の再建と伝えるが,同社の例祭は下・小田子両地区の神輿が境内でぶつかり合うというもので,村境で勢力を誇示し合う古来の土地神の姿を彷彿とさせる。寺院は曹洞宗玉泉寺。慶長末の開山と伝え,檀徒は下・小田子両村。明治4年岐阜県に所属。同22年下原田【しもはらだ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7344594
最終更新日:2009-03-01




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