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- 下田郷(中世)とは
「下田郷(中世)」の関連ワード⇒ 赤田組(近世) 飯詰組(近世) 石浜村(近世)
日本地名大辞典に収録されているものの中から、現在以前のものを再編。
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| 下田郷(中世) 南北朝期～室町期に見える郷名伊豆国那賀郡のうち至徳３年５月25日の室町幕府管領斯波義将奉書に「以別当領伊豆国宇加賀・下田両郷土貢，及連年被造立護摩堂」とあるのが初見（松雲寺文書／神奈川県史資料編３）宇加賀・下田両郷の土貢が鎌倉の法花堂（源頼朝の持仏堂に起源をもつ）の修造料に充てられている年未詳の10月16日付二階堂盛秀書状によれば，法花堂の造営は本来将軍が沙汰をし，その費用は関東分国から出されることになっていたがそれもままならないようで，今回は法花堂の別当領の両郷が充てられたようであるところが仮堂（護摩堂）の工事が終わった段階で，両郷に入部した代官のために造営料が押領され，造営が退転してしまったという（前田家所蔵文書／神奈川県史資料編３）明徳２年８月６日には地蔵院（造営方カ）に厳密に両郷を返付するようにという室町幕府管領奉書が出されているが，造営退転に関連して発せられたのであろうその後，応永32年には清浄光院の良助が法花堂の供僧職に任じられ，供僧領として相模【さがみ】国三浦郡林郷大和村田畠が付され，応永33年12月27日の関東管領家奉行人連署奉書では，宇加賀・下田両郷は法華堂領として地蔵院雑掌に下地が付せられている（同前）現在の土肥【とい】町大字小下田に比定される |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
| 下田郷(中世) 戦国期に見える郷名... |
出典:KADOKAWA「角川日本地名大辞典(旧地名編)」
