ケータイ辞書JLogosロゴ 上呂郷(中世)


岐阜県>萩原町

 室町期から見える郷名。飛騨国益田郡のうち。初見は応永19年8月15日付の久津八幡宮本殿再建の棟札で「益田郡上呂郷 久津八幡宮」と見える。その後「飛州志」所引の上呂村聞康坊・小坂町村浄福寺・寺河戸【てらかわど】村遊浄寺の大永年間の本尊裡書に「上櫓郷舳腹」「上櫓郷小坂」などとある。また永禄年間三木良頼が当地に竜泉寺を建立したと伝え(国中案内),天正9年の久津八幡宮拝殿建立棟札には「依有祈願三木大和守自綱造之者也」とあって三木氏の支配がうかがえる。江戸期には上呂村があるが,一方益田郡尾崎・大ケ洞【おおかほら】・宮田・奥田洞・四美【しみ】・上呂6か村を上呂郷とも総称していた。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7344782
最終更新日:2009-03-01




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