ケータイ辞書JLogosロゴ 高須(中世)


岐阜県>海津町

 南北朝期から見える地名。美濃国石津郡のうち。初見は,暦応元年11月付の足利尊氏下文で,「美濃国石津郡高須・沢田・一之瀬等地頭職」を,氏家重国に勲功の賞として宛行っている(栃木県庁採集文書)。次いで重国は高須を築いて土着し,子孫は楽田城などに移り,江戸初期まで存続した。戦国期に入り,大永2年尾張津島の土豪大橋重長が進出し,天文初年ごろまで在城したと伝える。天正12年4月の小牧・長久手の戦に「高須表」で吉村氏吉と秀吉方との間で合戦があった(吉村文書)。のち秀吉麾下の日根野信勝・加藤重次・高木盛兼の知行地となるという(新撰美濃志)。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7345054
最終更新日:2009-03-01




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