爪村(近世)
江戸期〜明治30年の村名｡美濃国厚見郡のうち｡加納藩領｡はじめ西庄村のうち,元禄4年分村独立した｡寛政11年の村鑑差出帳によれば,村高422石余,戸数53(うち本百姓33･水呑20),人口239,馬7｡社寺に県大明神,浄土真宗浄応寺がある｡以降の村高は｢天保郷帳｣｢旧高旧領｣共に422石余｡明治4年岐阜県に所属｡同14年の戸数54,人口248･馬3,特産にﾚﾝｺﾝがある(町村略誌)｡同24年の濃尾地震では総人口262のうち死傷者20,総戸数44のうち全壊42･半壊2(震災誌附1)｡同30年稲葉郡市橋村の大字となる｡
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(C)角川日本地名大辞典｢旧地名｣
JLogosID:7345347
最終更新日:2009-03-01