ケータイ辞書JLogosロゴ 東門村(近世)


岐阜県>各務原市

 江戸期〜明治8年の村名。美濃国各務【かかみ】郡のうち。はじめ長島藩菅沼氏領,元和7年からは幕府領。元禄14年村の一部が旗本芥見金田氏知行地となり,残余も享保元年から旗本深萱金田氏知行地となる。慶長6年に菅沼定仍に宛てた大久保長安等連署知行目録に見え,村高340石余(菅沼文書)。村高は「慶長郷牒」「元和領知改帳」共に340石余。「正保郷帳」には村名の記載がなく,熊田・古市場【ふるいちば】・坂井・嶋東(東島か)・岩田・持田・岩滝・各務の8か村に「御蔵入東門分」として記載されている。また元禄14年大垣藩より幕府評定所へ差し出した「美濃国郡高寄帳」に新村と付記し村高340石余。住民はなく,熊田・持田・古市場などからの出作が多かった。明治4年岐阜県に所属。同8年坂井村・東島村・熊田村と合併し和合【わごう】村となる。ちなみに昭和8年の東門地区の戸数13・人口68。なお昭和51年旧村地の一部に蘇原東門町が起立。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7345405
最終更新日:2009-03-01




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