ケータイ辞書JLogosロゴ 徳永村(近世)


岐阜県>美山町

 江戸期〜明治30年の村名。美濃国武儀郡のうち。はじめ幕府領,元和5年から尾張藩領。江戸中期ごろまで佐野四村の1つ。「元禄郷帳」以後,徳永村と記され,村高41石余。寛政年間の戸数47・人数199,馬15匹。芋や粟・稗など雑穀を作るほか,茶の栽培や紙漉が盛んであった(濃州徇行記)。なお「新撰美濃志」によると,村内には白山社や臨済宗興禅寺などの社寺のほか,高須城主徳永氏の居城といわれる古城址があった。明治4年岐阜県に所属。同5年の村明細帳の戸数64・人数286,馬12匹。主産業は紙漉。同30年北武芸【きたむげ】村の大字となる。
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(C)角川日本地名大辞典「旧地名」
JLogosID:7345445
最終更新日:2009-03-01




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